猫のぐりとはな。兄妹でなくても仲がいい不思議な縁。
サバとらのぐり君は今年12歳、
三毛猫はなちゃんは、今年4歳です。
いつもくっついて寝ています。
実はぐり君には、ぐらちゃんという一緒に生まれた黒白の妹猫がいました。
2匹で我が家にやってきて、シャイな妹を、ぐり君はずいぶん可愛がっていたのですが、その妹は4年前に突然、お空の星になってしまいました。
ぐり君は日に日に寂しそうで、私からくっついて離れなくなってしまった時期もありました。
ぐり、一緒に乗り越えていこうね、、、と話しながら、ぐらちゃんの49日の法要でお寺に行った時のこと。
なぜかお坊さんが、”1週間前に猫を保護したのですが、ちょっとみますか?”と。
いや、今、法要終えたところですけど?と思いながらも、
そ、そうですね・・と対面してびっくり。
ぐらちゃんが、三毛猫に着替えて小さくなったような、良く似た猫だったのです。
これが今のはなちゃんです。(お寺ではおチビちゃんと呼ばれていました。)
特に、アゴの下にハケで塗ったような黒い柄が同じ位置にあったのには、鳥肌が立ちました。
こんなことあるんだなあ、と。
心の整理は全くついていなかったのですが、このご縁はきっといい出会いに違いない!
ぐり君も元気になる!と直感しました。
この感応寺さんというお寺は、ペット供養のお寺で、本当に丁寧なお見送りをしてくださって、ぐらちゃんも良かったなあ、と思っていました。
住職さんが猫好きで、地域の猫を去勢し、里親のボランティア活動をされています。
里親の場合、先住猫との相性のこともよくご存知だったので、1週間相性をためしてみて、難しかったらまたお寺が次の里親さんを探します、と言ってくださったので、安心してまずはお見合いの日程を決めることにしました。
最初に、はなちゃんがやってきた時、ぐり君は警戒と興味半分で、はなちゃんの入っているゲージ周りをウロウロしていました。
一方はなちゃんの方は、借りてきた猫で、最初はじっと動かなくて、大丈夫かな・・・と心配でした。
少しづつゲージから出して、ぐり君と対面時間を長くするようにしたら、2日目にはびっくり。
はなちゃんは、すぐにコロンとお腹を出して、ぐり君に降伏ポーズ。
あっという間に、ぐり君の心を掴んでしまいました。
それからは、ぐりは、ぐらちゃんとの生活を思い出したように可愛がり始めました。
はなちゃんはその時生後4ヶ月強ぐらいだったのですが、外やお寺で先輩猫と色々と苦労したのか、要領いいところや、たくましさもあり、小さいのに負けてないので、ぐり君のいい遊び相手になりました。
また、私たち飼い主にとっても、はなちゃんの存在は本当に救いになりました。
多分、はなちゃんがいなかったら、皆の精神的な回復には相当な時間がかかったかもしれません。本当に突然のお別れだったので。
ちなみに感応寺さんを紹介してくれた友人は、何度かお見送りでお寺に行ったけれど、その時にはタイミングよく保護猫はいなかった、とのこと。
なので、このご縁は今でも不思議だなあ、と思っています。
二匹でくっついて寝ているところを見て、ふと、そんなことを思い出した雨の午後です。
みなさま今日も引き続き、#staysafe !
寒いのであたたくしてお過ごし下さい。