ソーシャルディスタンスを守って、お花のレッスン再開です。
移動自粛も解除されたので、2月から休んでいたお花のレッスンを再開しました。
窓を開け放ち、2名までのソーシャルディスタンスを守ったスタイルです。
オンラインレッスンも考えたのですが・・・
すごーくベーシックだったり、クラフト寄りのフラワーデザインだとなんとか・・・
でも、上級クラスだと、複雑な技術的なことやセンスはさすがにオンラインでは難しい!!!
なので、移動自粛の解除ぐらいまでは、、と様子を見て再開しました。
対面って嬉しい!
大雨の中、アトリエに足を運んでくださった生徒さん達。
みんな、久しぶり〜、と笑顔。
私も、再開に向けて断捨離と整理を日々し続けていたので、模様替えしたアトリエで
気分新たにスッキリお迎えできましたよ。
猫のはなちゃんは、花仕事の時にはなぜか必ず出てくるので、
「花屋のはなちゃん」と呼ぶことにしています。
今日もレッスン前のお花の点検に余念がありません?!
花市場で「お宝」が入手できるのは今だけ。
お宝=装飾用のフレッシュなベリー類!
勝手に3大ベリーのシーズンと呼んでいるのですが、
まだ色づく前のブラックベリー、
枝つきのブルーベリー
そして、
このスグリの実。
特に真っ赤なスグリは、キラッキラのジュエリーのようでしょう?
特に、このフサスグリ・・・私にとっては素敵な思い出のある花材です。
今から20年ぐらい前、パリのお花屋さんでお花を習っていた時のこと。
店主のお兄さんもまた有名なお花屋さんで、一緒にお店を訪問した時に、
足元をふと見ると、ハッとするほど美しいブーケが!!!
ピンクのイブピアジェという素晴らしい香りのバラと、カシスの葉と、
スグリを束ねた大きなブーケが、これから配達されるのを待っていたのです。
どれもこれも、当時、まだ日本ではそんなに出回っていない花材ばかり。
(パリのカシスの葉は未だに日本では見かけないのです。あの独特のハーブ香がパリの初夏の花屋さんの香りなのだけれど!)
世の中にはなんて素敵で香りの良いブーケがあるんだ!と、
もう大感激して、そこから一気にパリスタイルの花にハマって、今の私があります。
それ以来、ちょうど日本の梅雨の時期、このスグリの実が出ると、
あの時の感激とワクワクした気持ちが今でも蘇り、ついつい仕入れてしまいます。
今回は、フランス語で、シャンペトル=田舎風、田園風、と呼ばれる
エアリーな雰囲気で、フリーにフラワーベースに活けるレッスンでした。
私流のエコな花留めの方法も伝授。
フサスグリが器からこぼれるように、も作成のポイントでした。
絵画的に活ける方、パリのアパルトマンに置いてあるように活ける方、
それぞれの個性でとっても素敵に仕上がりました。
お持ち帰りは、花束風にして、ピンクベージュのラッピングペーパーで。
やっぱりお花はいいな〜!これは対面じゃないと無理ですね!
そういって笑顔で、愛おしそうにご自分の作ったお花を眺める生徒さん達に、
こちらが癒されるようでした。
会えない時期があると、会える良さが本当にしみますね。
帰る時には雨も上がって明るくなって、
花束を抱えて帰る皆さんの足取りも軽くなっていました。
オンラインでのレッスンもテスト中ですが、
オンラインでできること、
対面でできること、
それぞれの長所を活かしたサービスで、満足いただけるように、
頭に汗をかきながら考え中です。