梅雨空を吹き飛ばす!爽快食前酒アペロールを東京イタリアンで。【ミナログ】
雨が降ったり止んだりの梅雨らしい週末。
今週もお疲れ!と夫と向かった店は
前から行きたかったイタリアン
マンマルイザズテーブル。
マンマ ルイザズ テーブル - ホーム | Facebook
在日イタリア人に愛されるこのお店。
「ボナセーラ!」とイタリア人オーナーが迎えてくれて
オープンキッチンのカウンター席に
案内してくれました。
アンティーク家具の実用づかいが
実に上手なインテリアのお店で
キョロキョロ見ないようにするのが必死。
席につくと、
”LEDでないキャンドル”と”造花ではないお花”が、ポン!とテーブルに置かれて。
「花・キャンドル・おいしいもの」
の3種の神器は欠かさないのは
さすが、ヨーロピアン。
ささやかな贅沢を嬉しく思いながら
ドリンクメニューを開くと
ありましたよ!
アペロールが!
アペロールは先日の記事に書いた
オレンジの皮からできたお酒。
オーダーすると、オーナー、ニヤリ。
去年ヨーロッパでね・・・と話すと
”Baleta Cavaと合わせるのが、今、流行ってるよ。”
と、教えてくれました。
早速、一口。
あ〜〜〜〜〜。涙出る。
この大人のオレンジ味が
梅雨時のだるい身体中を
ピリピリと覚醒させてくれる感じ!!!
夫も”いやあ、思い出すねえ・・・”と、遠い目・・・
アペロールは、瞬時に私たちをヨーロッパへと飛ばし、
かつ、
日本では、梅雨時にこそ有り難みが増す
スペシャルな位置付けに。
柑橘系は心身ともに元気にする効果があるそうですから
梅雨時にアペロールは、メンタル的に正解のようです!
さて、今日いただいたお食事は・・・
前菜は、ポテトとポルチーニ、に
トリュフを散らした一皿。
今週は頑張ったから奮発しましたよ。
リッチな味なので、白ワインをちびちび・・・にぴったり。
この味、好きすぎる。
あと3皿はいけた、ぐらいに超絶美味。
パスタ系は、ラザニアを。
これがまた、普通のラザニアを超えた、
ハーブやスパイスやソースや
複雑な味のマリアージュで。
アペロールの余韻ともぴったり。
メインはポークソテー。
こちらもハーブの効いたソースが
ジューシーなお肉と絶妙。
そして、ここでお腹いっぱいになっても
デザートを頂かずに帰ってはいけない。
なぜなら、オーナーはもともと
かのエノテカピンキオーリの
パティシエだったのです。
三ツ星レストランのデザートより
もっとカジュアルだけれど、
美味しさは格別。
今日はミルトという
ブルーベリーのような黒い実のタルトに。
ちなみに、ミルトとはマートル(銀梅花)の実で
マートルの枝は英国王族が必ず婚礼に使う習慣があります。
キャサリン妃もブーケに使っていました。
(なぜ自信を持ってそう言えるかは、
キャサリン妃の花を担当した
英国王室ご用達のフローリストと
仕事をした時に説明してくれたので。
またこの話はどこかで。)
食後酒のリキュールとしては
レモンチェロが有名ですが、
イタリアのサルディーニャ地方では
ミルトのリキュールがポピュラーだそうです。
この強いリキュールを飲むと、
食事が完全にまとまる感じなんですよね。
そういえば、南仏ではお祝いの食事は
延々と、1日中続くので、
胃もたれをスッキリさせるために
強いリキュールを食後に飲む習慣があると
聞いたことがあります。
調べたら、確かに。
強いリキュールは胃の消化を助けるそうです!
昔から食前酒、食後酒があるのは理にかなってるのですね。
お腹いっぱい・・・の食後には
強いリキュールをキュッ!で胃をスッキリ。
が、梅雨時のお食事には正解!です。
ちなみに、こちらのイタリアン。
8月の夏休み中少し改装して、
9月からはランチもなくし、
夜だけのワインバーとタパスのお店になるそうです。
ランチやしっかりディナーを楽しみたい方は
7月中に行かれることをおすすめします。
場所は恵比寿と渋谷の間。
やや恵比寿寄りかな。
===◇お店情報◇===
マンマルイーザズテーブル
〒150-0011
東京都渋谷区東2丁目20−16
03-6805-1337
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改装前に、また行きます〜。